《MUMEI》
偶然の出会い
俺は、その日のことを

あまり覚えていなかった。

気がついたら次の日の朝になっていた。

朝起きてぼーっとしていると

家のチャイムが鳴った。

誰も出ない・・・

母親は、買い物にでも行っているのか?

すると、俺の携帯が鳴り始めた。

携帯を見ると翔からの

着信だった。

俺が電話に出ると

「あっ優斗?

俺、今お前ん家にいるんだけど

何で誰も出ないんだよ!」っと少し悲しげに言う翔の声。

「???

何でお前が俺ん家に来るんだよ?」とイマイチ状況が飲み込めていない俺。

すると

「え〜翔ショック・・・!

今日一緒に買い物しに行く約束だろ?」と翔。

俺は、心の中で[言ってないだろ・・・。

急に人ん家来るなよな・・・。

まぁいつものことだけど。]っと少し呆れる。

翔は、よく約束もしてないのに

約束したと言って人ん家にやって来る。

俺は「お〜。今行くから

少し待っといて。」っと言って電話を切り

支度を始めた。

   10分後

俺は、家の外で待つ翔の所へ行った。

ドアを開け挨拶をすると

翔は「遅いっ!!」っといいながら挨拶を返してきた。

俺は、翔と一緒にいても

上の空だった。

そんな俺を心配し

「優斗〜?

どうしたんだよ!?

元気ないじゃん!!」と翔が言った。

俺は、黙り

そしてボソッと言った。

「好きな子に振られちゃったんだ・・・・・・。」



翔は、一瞬驚いた顔をしたが

「そっか。悪かったな。」っと言って

深く追及してこなかった。

翔は、意外と気がきくところがある。

翔は、無理やり人のことを聞こうとしない。

言うまで待ってくれるのだ。

そんな翔に感謝した。

昨日の今日で

あったことを全て言う気にはならなかった。

俺は「ありがと・・・。

また話すから・・・!」っと言った。

翔は「おう!そん時は

俺の胸を貸してやってもいいぜ!」っと冗談を言った。

俺は、この時

翔は、すごくいい奴なのに

何で香奈は翔のことを

振ったのかを不思議に思った。

そしてくだらない話をしたりしているうちに

日が暮れ始めたので

俺と翔は

家に帰っていった。

そして翔と別れ

1人で帰っていると

江上の"迷惑"っという言葉を思いだし

また落ち込んでいた。

すると後ろから

「優斗〜♪」っと

俺を呼ぶ声が聞こえて振り返ると

香奈が走ってこっちに

向かって来ているのが目に入った。

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