《MUMEI》

白虎は体を起こすと自分自身もスーツを脱ぎ捨てた。筋肉質の体の中心で、すでに股間の高ぶりが隆々と反り返っている。
朱雀はためらいがちに、脈打つ幹の部分に細い指を絡めるとゆっくりしごき始める。指には次第に力がこもり、強くにぎりしめる。
朱雀がシートから頭を起こし、頬に恥じらいの紅を昇らせて、亀頭の先端にくちづけすると、白虎が眼を閉じてうめき声を上げた。
朱雀はちらりと黒い瞳を上げてそんな白虎を見上げると、肉棒に唇をかぶせてゆっくりスロートを始める。
白虎が「おお!」と叫んで膝をくの字に折ると、朱雀はシートを滑り下りて、今度は白虎がシートに横たわるように導いた。
朱雀のスーツにピッタリ
とフィットした成熟しきったヒップが、天狗丸の眼の前に突き出されるように向き、天狗丸がゴクリと唾を飲みこむ。
朱雀は清純な顔に似合わぬ大胆さで、白虎の肉棒の根元を握り垂直に立てると、唾液をたっぷり
乗せた舌で下から上へ舐め上げる。
「天狗ちゃん」ダキニが堪らなくなったように
天狗丸にしがみつき、豊かな胸をぐいぐいこすりつけた。
天狗丸も今すぐにダキニを押し倒したいところだが、閻魔大王の恐ろしい監視下ではそうもいかない。

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