《MUMEI》

カーリーの鋭く尖った
爪先が、うちももの上を
引っかくように撫であげると、朱雀の背筋を鋭く熱い戦慄が走り抜ける。
後ろから耳たぶを噛まれると、
「私に任せなさい。死ぬ前に極上のエクスタシーを味合わせてあげるから・・・・」
熱い息を耳穴に吹き込まれる。
カーリーの指先の動きは巧みだった。
焦らすようにうちももの上を動いていた指先が、ふとした拍子に不意打ちのように両ももの間の狭まった部分に潜り込むと、引っかくように下から上へ撫で上げる。
「あ・・・・」
朱雀は思わず息を飲んで、膝をくの字に折る。
するとカーリーの指先はまた撫でるようにうちももの上を引っかく動作を繰り返す。
気が付くと膝の力が緩み、開いた両ももの間に素早くカーリーの指先が潜り込んだ。
鋭い意志を秘めた高天原アトランティスの女戦士の眼が、時折濁って霞がかかったような虚ろな光を宿して、あらぬ方を見つめるようになった。
「本当にあなた可愛いわね。腰が物欲しげに動き出してるわよ。下の唇はすでにもうぐっしょり、と言うところかしら?」
再び爪先がなぶるように、乳房の頂きの豆のような膨らみを弾き上げた時、「ああん・・・・」
戦士では無く、女の声を上げて朱雀はぐったりと背後のカーリーに背中を預けた。
「ああ・・・なぶるなら、いっそ殺して・・・」
「何を言ってるの?お楽しみはまだまだこれからよ・・・・」
カーリーが朱雀の細い顎を掴むと、背後へねじ向けて素早く唇を重ねた。
唇を割ってカーリーの舌が蛇のように潜りこんでくると、
「ん・・・むむ・・・・」朱雀の全身がみるみる弛緩していった・・・・。

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