《MUMEI》 勇樹と麗菜は別れた。 帰り道が違うからだ。 もちろん、僕は麗菜の方について行った。 「悠太、やったよ!」 「やったな!」 僕と麗菜は顔を見合わせ、満開の笑顔を見せた。 「週末って、日曜日だよね?」 「そうだと思うよ、勇樹がそう言ってたし。」 「じゃあ、今日は木曜日だから…お弁当は土曜日に作るでしょー?」 「そうなるな。」 「ね、悠太。2人で一緒にお弁当作ろうよっ♪」 「え、良いけど。どっちの家で?」 「もちろん、私の家〜★」 「了解。」 「週末が楽しみだね!」 「うん。勇樹も死ぬしな。」 本当に楽しみだよ。 早く死んで欲しいな、勇樹。 前へ |次へ |
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