《MUMEI》

 ピンポーン
麗菜の家のインターホンを鳴らした。
麗菜の家って、大きくて、豪華だな。

「はぁい。」

「僕だよ。」

「あ、分かった★ドア開けるね!」

 ガラッ
麗菜が出てきた、凄く晴れやかな顔で。

「用意はバッチリか?」

「うん、バッチリ♪」

「よし、じゃあお弁当作るか!」

「うん!!」

そう言いながら、麗菜の家の玄関まで来た。

「お邪魔しまーす。」

「はい、ど〜ぞっ♪」

「両親はいないのか?」

「仕事〜!」

「おぉ、それは良かった。」

「うんっ。」

「毒は?」

「もう届いてるよ!」

「両親に言わないで買えたのか?」

「うん、騙すのに頑張ったよ!!」

「そうか。」

毒も完璧。
料理道具も完璧。
あとはお弁当を作るだけだ。

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