《MUMEI》

どのくらい久しぶりかに彼女へ。二つは智恵と実存の相関性とわかった。そしてあくまでも知ってしまっている事。実感とは消えるもの知覚とは記憶より深層な箇所。責任ばかり明白になりそれ相応のものとしっくり受けとる。まるで地表みたいに最初にして円い。それは全ての事象の前にある。膜は一周に連なりその上に皮膚は成り立つ。肌の奥記憶に始まってもう切り離せたりはしない。0044-0524 抱えたまま届けきらず眠ってしまう。ホントにゴメンナサイ。息苦しく目覚めひどく後悔。いくつも受けておいてそれにもう目の前にしていながら同時に吸い込まれる方に負けてしまった。たぶん1時間もかからない内。これらはすべてスタートの方。

今日は全てにおいて初めて何かをする最初の日になるのかもしれない。合わせようとするわけでもなくただそうなるような気がした。ずっと相変わらず何もできずにきて今日はただ偶然なのかもしれない。今この時でもいい。ほかの何であってもかまわない。もしも明日が来るのなら明日がその日でもかまわない。ただひとつでもちゃんとそうありたいから。ゆっくりとわからなくないようにちゃんとわかるように。2034

最初にしばしつまづきつついまだ保留中。どれもすでに途中の間でもあるし今は少し時を合わせ待ちながらも確かに感じ取れる。とにかく何もなくそこにいる。2345

すべてを心配してたぶん常にあるシンプルで真っ直ぐな言葉を避けそれがまさに逆へ働いてしまうのではと不安をあおる。ほんとはすごく簡単な絶対さがここにある。はっきりとした言明さなのにここにあるのに表示できない。彼女自身も彼女自身の内側から外で表現した事がない。そしてもう実際とても長く存在しているものばかり。彼を迷わせるようなものは深層にはない。迷い込むなら彼女でいい。でもそんな道に引きずったり置きさったりだけは絶対にしない。だから最初はあったしけれどなしにしたとしても今はただとにかくいなくはならない。静かにでも今日は眠り込む前に。不要にも不要というポジションに不在などはしないから。大丈夫が来るまでは無でもいるから。0018

0644 いつも何で眠ってしまうんだろうと思う。夢できこえたような気がすることがある。けれどいまだにあの当時のままだからそれは確かめられない。ずっと繰り返しの苦しい夢から一度覚めたら最も安住の中でわずかな眠りにつける。これほど守られた安息の時はどんなときと比べても存在しない。一瞬のわずかさでもそれは全て。0822-0844

その間しなければならない事している。ほとんど目は合わさり閉じかけてるけど。一つでも説明したりできるだろうか。どんどん積みかさなったままの物ずっと覚えたままの事。1624

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