《MUMEI》

「白虎。お前も知る通り、我々人間は意識的にせよ無意識にせよ、生きている限り、体内のエネルギーセンターであるチャクラを回転させ、万物の気を取り入れて生命力を活性化させておるのだ。生きる者でチャクラが完全に停止している者はおらん。
まず尾てい骨にあるムーラダーラ・チャクラは全てを生み出す大地の性力を。
陰部のスワーディシュターナ・チャクラは水の気を。
へそのマニプーラ・チャクラは火の気を。
胸のアナハタ・チャクラは風の気。
喉のヴィシュッダ・チャクラは虚空の気。
これらの気をチャクラを通じ、取り入れる事により、生命の力は活性化される。そして、
眉間の位置にある
アジュナー・チャクラ。これは他の五つのチャクラを統括し、意志の力でコントロールする言わば司令塔じゃ。
では七ツ目のサハスラーラ・チャクラはどこにあるのか?そしてその用途とは?
その場所は肉体と重なりあうアストラル体(魂のようなもの)にある。
人がそれを開く事が出来るのは、もっとも死に近ずいた時だけかも知れん。そしてサハスラーラ・チャクラとは六つのチャクラの能力を増大させるためにある、人間の中にある隠されたシステム!それを開くのは、宇宙の『気』を、『意志』を己の内に導く事を意味するのじゃ!」
「お師匠様。では水晶エネルギーのシステムがサハスラーラ・チャクラを開く事により、宇宙の意志からもたらされた知識ならば、その目的は何なのですか?」
「わしはあれこそが、人類のサハスラーラ・チャクラを開くため宇宙からもたらされたシステムだと思っておる」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫