《MUMEI》 麗菜の家のキッチンに着いた。 「ささ、悠太。お弁当早くつーくろっ★」 「うん。作るか!」 トントン、サクサク… それから何時間か経った。 作ったメニューは、 ・ハンバーグ ・グラタン ・おにぎり ・野菜の炒め物 ・ミートボール だ。 まだ色々と作ったが、もう思い出すのが面倒くさい。 麗菜はちょくちょくと作っていたが、僕はなんせ家庭科が嫌いなんでね。こういうの向いてないんだよ。 ま、麗菜のアシスタント的な役割をしていたかな? 「私、こーゆーの得意なんだぁ♪」 と、麗菜は言っていた。 僕は嫌いだと言うと、麗菜は 「じゃあ、私のアシスタントでっ!」 と言ってきた。 だから、アシスタントをすることにした。 アシスタント…って言っても、そう簡単ではなかった。 ハンバーグのソースを作ったり、 同じくミートボールのソースを作ったり…。 あーーっ。もう大変だったな。 でも、勇樹が死ぬことを思えば、こんな事、序の口に思えた。 前へ |次へ |
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