《MUMEI》
テエム平原
.




黒の中に光るフェニックスの光を追い





駆けて





「…は」

ふと、気がつけば
先ほどフルアに見せられた


青々とした草原に着いていた。


ジンはリツの手を放し



振り返る




…自分たちの来た黒の道は、


跡形も無くなっていた。




フェニックスは二人の頭上で環を描き、

一声鳴いてジンの左肩に止まった。

翅を嘴で整えるフェニックスを、ジンは撫でた


「………」
どうすべきか分からず、立ち尽くす二人



「あの…」
「!!?!」

二人はビクッと後ろを振り向く


気配も感じさせずに、

いつの間にか
そこに居たのは


「初めまして」


背は二人より低く




黒髪


耳は見えず、



前髪以外は
肩にかかる長さ



清楚、という雰囲気


そして碧い瞳の


ペコリと頭を下げる人物






二人と同い年くらいの








「貴女は…?」





少女だった






◇◆◇



-







顔を上げた少女は名乗る


「レスカです。えっと……」



すかさずジンが答える


「俺はジン・W・ルヒエラ《Ruhielear》…で」


ジン

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