《MUMEI》 3最初は好奇心からこの部に入った。 知識の多さから、入部することを認められた。 けれど…この土地の封印を聞いた時、正直逃げ出そうとも思ってしまった。 「まっ、今だから言えることだけどね」 榊は苦笑した。 けれど部長の熱意に負け、居続けることになった。 しかも研究にまで手を貸して…。 「それでも…未だ完成せず、か」 榊は遠い目をして、メガネを外した。 オカルト研究部に入ってからずっと、完全な封印を行う為に頑張ってきた。 だが…思いのほか、この土地の力は強い。 それこそ自分の存在がちっぽけに思えるほどに。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |