《MUMEI》 5「俺は元々こういう顔です!」 「すねちゃってぇ」 雛がからかうように言ったので、九曜はむつくれた。 「いやぁ、待たせてゴメン! お待たせ!」 「「「「部長!」」」」 榊がようやく合流した。 「ゴメンゴメン! 僕のところは時間がかかって…」 「神無月先輩と依琉先輩から聞いてますよ。それよりご無事で?」 九曜は立ち上がり、冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを出して、榊に渡した。 「ありがと、九曜クン。うん、無事だよ。話せば分かってくれる人だから」 「「「良いことで…」」」 神無月、雛、九曜の声が見事にそろった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |