《MUMEI》 7榊が依琉に視線を向ける。 依琉は黙って頷き、立ち上がった。 そして棚から、横長のプレートを持ってきた。 「コレで…」 榊はプレートの窪みに、レンズをはめていく。 5枚全てをはめ終わったところで、プレートを両手で持ち上げる。 「封印は完了した。後はこのプレートを封印し、この異空間から僕達が出るだけだ。あんまり長居して良い場所じゃないしね」 「ふぅ〜」 四人は深く息を吐いた。 「部長、最後の封印は私が行きましょうか?」 「おや、珍しいね。神無月クン。キミ、こういうの嫌いだろう?」 前へ |次へ |
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