《MUMEI》
紅い瞳
「ギャアアァァ!」

断末魔の叫びとともに見上げるほど大きな体が音を立て倒れ、灰となり消え去った。

その姿を一人の男が顔色変えず見つめていた。

長い刀身についた生々しい赤い液体を一振りではらい鞘へと戻す。

白く長い髪が黒く染まり、紅い瞳が黒く光る。


「ミコト…」


白い月明かりの下で黒い髪が闇に消えた。

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫