《MUMEI》 *朝のホームルーム 俺は、大野麻美と同じクラスだ。 大野麻美は、クラスで会長を務めていた。 彼女のファンクラブの人達も、クラスに何人かいて 「麻美ちゃん、おめでとぅー!!!」 「ま、まみ様、神様、14歳の誕生日、お、おめ……」 「今日もかわいいよー!」 「萌え―!!」 うるさい声援が響く。 大野麻美は、とても嫌そうな顔をしていた。 それでも、歯を食いしばって、彼女は 「朝のホームルームを始めます。 起立!!」 前へ |次へ |
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