《MUMEI》
*
朝のホームルーム

俺は、大野麻美と同じクラスだ。

大野麻美は、クラスで会長を務めていた。


彼女のファンクラブの人達も、クラスに何人かいて

「麻美ちゃん、おめでとぅー!!!」


「ま、まみ様、神様、14歳の誕生日、お、おめ……」

「今日もかわいいよー!」

「萌え―!!」


うるさい声援が響く。

大野麻美は、とても嫌そうな顔をしていた。


それでも、歯を食いしばって、彼女は

「朝のホームルームを始めます。

起立!!」

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