《MUMEI》 プロローグ「ガラスの靴、落としたしました…。」 私はこう言ったわ。 こんなの、嘘に決まってるじゃない。 全て、この賢い頭で計算したのよ。 王子様がガラスの靴の主を探しに、そこらじゅうの家を駆け廻るのも、その主が私だって事も。 だって… 結ばれたかった、王子様と。 せっかく気に入られて、私と王子様が良い感じになった所で、時計の針が12:00になってしまったの。 このままじゃ、嫌だった。 せめて、もう一度会いたかったの。王子様に…。 次へ |
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