《MUMEI》 「あ!テメ優心!それ俺のだ!」 「あ―ゴメンゴメンししゃもあげるから」 「尻尾しかねぇだろッ!ふざけんな!」 「一架さんどうですか今日のご飯」 「まぁまぁだな」 「……さいでっか」 「星夜さん」 「何ですか?」 「今日暇ですか?僕も暇なんで今から僕の部屋に行きません?」 「あ―、とりあえず死ねばいいと思いますよ」 「そんな気の強い感じがいいで……ブハッ!!」 朝の食卓、勢いよくブッ飛んだのは変人……いや、変態の雪白冬真 騒いでいた全員が一時停止となり静まる 「いい加減にしろォ!猿みたいにキーキー吠えやがって!朝餉の時ぐらい静に出来ねーのかてめえら!!」 「なんだ?喧嘩か?あたしも加えろ」 「落ち着いてくださいね一架さん、説教ですから」 「猿ってことは遊佐さんがお山の大将ですね」 「ふざけんな優心!遊佐大将を馬鹿にしてんじゃねぇ!」 「馬鹿にしてんじゃないよ、ホントのことだし」 「アハハハハ遊佐の言われよう」 あたしは嫌な予感がしてガッと隣で爆笑している一架さんの口を手で塞ぐ。 …………が、既に時が遅かったらしい遊佐さんは手を握りしめブルブル震えながら 「てめえら………」 低く唸るような声を出しながらそして、…… 「そんなに喋りてんならあの世でばか騒ぎしやがれぇぇぇぇ!」 「「「「ギャァァァァァァ」」」」 ドギャン、ドゴン、バキッ! ブォン、ガシャン、ガン! 死ぬほど刀を振り回し暴れ、もうご飯食べるとかそれどころじゃない。ここにきて安心安全なんて言葉は一切無く必ず誰かが火種をおこす。 そんな慌ただしい場所 前へ |次へ |
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