《MUMEI》
暖かいクラス
私は翔子と保健室から戻り、クラスは、終礼の準備にかかっていた。
「ねえ?はいれる…」
「どうだろう…」
教室に入ったらみんなから冷たい視線を感じる
に違いない。
教室のドアからひょこっと一人のボブヘアの女の子が顔を出した。
「おーい!しょーこ終礼」
「ゆっこわかってる…でも伊藤さんが…」
ゆっこという女の子が私の所に駆け心配してくれる。
「伊藤さん本当に大丈夫…」
「そうよ、無理して終礼に出なくても…ね…」
翔子の友達なのか、女の子たちは私を気付かって言った。

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