《MUMEI》
加速と奥の手
(木崎の本気でかなわないとはな…)
「木崎…さがって神力を回復させていろ」
「なんだか大口叩いた割にあっさりで悪かったね」
「問題ねぇよ
俺が勝てばいいだけだ
遥、木崎を守っていてくれ」
「うん、わかった!」
「じゃあ、いくぜ?
…炎の神力者っていちいち言うのも
面倒だな… 名前は?」
「高木紅佑だ」
「高木…テメェをぶっ潰す!」
「フフフ…君には無理だよ」
「それはどうだろうな?」
ズゴォッ!!
「何っ!?
炎の噴出で加速しながら移動している!?」
「この速さなら飛び道具には当たらないんだよ!!」
ギュンッ…
「この距離なら近接の俺でも当たる!」
ズシャアッ!!
蒼夜の肩が焼き斬られている
「グハッ…剣だと!?」
「ハハハッ…
こっちだって近接攻撃ぐらいできるんだよっ!
得意ではないけどなぁっ!!」
「ちっ…このままじゃ…
な〜んてな
こっちだって奥の手無しに来るわけ無いだろ!!」
紅佑の腕をしっかりと掴んでいる
ギュィィイィイイン!!
「や…やめろぉぉおぉおお!!」
「サン・バーニング・レーザー!!!」

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