《MUMEI》
転校先
 東京都はまるで違うこの村

 一面、田んぼ・木・畑の田舎




 そしてここはお母さんのふるさと






「美羽ちゃん、この村気にいったかねぇ」


「あたりまえじゃん、おばあちゃん! 空気もいいし、……ねぇここって蛍いる?」


「蛍ねぇ、たくさんいるけど……どうしてだい?」


「蛍は、お母さんとお父さんとの想い出だからっ」






 畑里美羽、16歳高校二年生。
 
 先日、東京から夕凪村に引っ越してきたばかり。

 あたしにはお母さんとお父さんがいない。数年前事故で死んじゃったんだ。

 それまでおばあちゃんとおじいちゃんで暮らしてたけど、おじいちゃんが数ヶ月前に病気で……

 だからお母さんのふるさとのここへ引っ越してきたんだ。






「ちょと、このあたり散歩してきてもいい? 気分転換になるし」

「ここの地形は割かし簡単だからねぇ、でも迷子になるんじゃないよ。あまり長いこといないようにね」

「大丈夫」






 あたしが明日から通う高校は、この近く。

 性格は明るい方だからすぐに友達ができるよね。

 大丈夫っ! 最初の自己紹介を外さなければ多分……大丈夫

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