《MUMEI》 Chapter 1 New revival時は大昔。 長年の戦に疲れた兵士は、血にまみれた岩に寄りかかっている。 辺りは死臭と死体とで一杯だった。 兵士が死ぬ思いで守り抜いたもの。それは、月姫が封印されている洞窟だった。 封印を解こうと、妖怪どもが襲ってきたのだ。 戦は終わった。そう思ってもよかったのだ。しかし、そんなには甘くない。 大昔とはそんなもの。実際はうまくいっていない。妖怪は死なないから何度でも襲ってくる。封印も弱い。いつかは出てきてしまうだろう。そんなことでさえも、大昔は分からなかった。 現代。もう、誰もが月姫の事など、頭に入ってないとき。長年にわたり、変化し続けた洞窟の扉が開いた。 ―月姫の復活だ― 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |