《MUMEI》 「ただいまー」 「二郎兄、かえでちゃんからハガキ来てたよ」 麻美からハガキを受け取る。 「おお!次の土曜日に遊びにくるのか」 かえでは俺がここに来てから七生と乙矢と同じ近所に住んでいた幼なじみだ。 女でありながら野人なような七生と二人でリーダーの覇権争いをしていた。 懐かしいな、小学五年生の頃親の転勤で引っ越してしまった。 ずっと一緒だったから、かえでが居なくなってから暫くへこんだ…… 携帯のアドレスが端に書かれていた。到着時間調べて七生と乙矢も連れて駅に迎えに行こう。 小学校にも連絡取ろうかな、グラウンドくらいなら入れさせてもらえるかも。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |