《MUMEI》
可愛い一面と格好いい一面
「あっりっちゃんや…」
「あっ佐久間!」
ぷんすかとどこかに逃げていく。
「なんや逃げんといてーや俺らがいじめとるみたいになんか最近自分感じ悪うなっとるで…」
佐久間君は残念そうな顔をしながら、須藤君に抱きつく
「逃げてない…」
「りったかわええわー」
「気持ち悪い…」
須藤君は、素通りした。
もちろん、須藤君の事は周りも釘付け
「須藤可愛いな…」
「なんか、胸がきゅんきゅんする…」
ごにょごにょ、話す男子たちの前にイケメンのとある男子が、須藤君の前に行く
「これ、読んで…」
「…却下…」
ビリビリとラブレターらしき手紙を破った
「須藤君…君、こんな一面もあったんだ…」
「キモイ、触るな…」

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