《MUMEI》

私は、成瀬君の部屋から一刻も早くでようとする
「逃げるんや…」
「教えてくれないんだね…」
「知らない!!片瀬って誰?木原って誰?」
一生懸命、ドアノブをカチャカチャ動かすけど
一向に開かず、二人に突き飛ばされてしまう
「言えや!!知ってんねんで、財布ん中コンドーム入っとったやろ」
「!?」
「いやらしいね…」
「それは、生理を遅らせるピルで…」
「ほんまにピルなん…」
「っ…」
「開けるから…」
成瀬君は、バタフライの袋を開ける。
「何これ…」
出てきたのは、薄いだいだい色のゴム
「コンドームやん…」
「嘘つきだね…」
「おしおきやな…」

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