《MUMEI》
双子の姉2
…まっ、いっか

「琉菜」

「翔?輝?」

どうしたの?

そんな真顔で…

「ちょっとこい」

ヤバイ事…?

「ちょっと行ってくる〜」

パタン

…ここじゃ無理か

「理事長室行こ〜」

ガラッ

「お?どうした?」

「話があるんだって。ちょっとここ使わせてね」

「はいよ」

そういうとお茶を出してくれた

「で?どうしたの?」

「……美龍に琉菜の居場所がバレた」

え…?

「昨日、天龍の倉庫に入る所を達也に見られたみたいだ」

達也に!?

あ、達也って言うのは美龍の幹部の1人

「…達也はすぐに…“白王(ハクオウ)”にいる…“莉菜”に電話した」

っ!?

「莉菜に!?」

莉菜…私の双子の姉。白王の総長

「ああ。その後、今の事全部、俺に知らせてきた」

そっか、翔達も知らないと思ったんだ…

…ん?って事は…

ヤバイ!

「今日は帰る!ありがとう!」

「ああ。気をつけろ」

「…うん」

私はそういうと、走って教室に戻った

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