《MUMEI》
*
朝のホームルームが終わって
一限が始まるまでの五分、

三枝と斑溜と俺の三人で集まった。

斑溜「大野さんも、疲れちゃいますよね。可愛いのは、わかりますけど。」

斑溜も、大野麻美のファンだった。

しかし、『ひそかなファン』と言った感じで

騒ぎたてたりは、しなかった。


三枝「まあ、可愛いよな。俺は好みじゃないけど。よっしーは、どうよ?」

吉本「い、いや、俺は……」


三枝「そういえば、大野って好きな奴いないのかなあ」

斑溜「いたとしたら、このクラスの副会長の、笹島くんでしょうね。」

三枝「仲いいもんな」


吉本「……。」


俺の心の中の、何かが疼いた。

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