《MUMEI》

 夕闇の色がやけに濃い日だった
鮮やかすぎるソレに魅入ってしまったのは
ヒトか、ヒトならざるものか
どちらなのかと悩む素振りをみせながら
どちらでも構わないのだと、木の上の猫は赤い舌をぺろり出し笑っていたのだった……

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