《MUMEI》

心は一日一瞬もないままと同じ人間なのに どうして生き埋めにする事を選ばれるんだろう それはしなければならない 受けなければならない 痛みなんだろうか 毎日殴られるとか 毎日恐怖を突き付けられるとか なんでそんな事 ずっと休みなく全てを受けてきて なくなる日などずっと始めから最期までなくて 今日の分も明日の分も一生分も受けているのに 殺した上にも終わりがないのに なんでだろう なんでそんな事 積み重ねてく必要があるんだろう なんの必要性があるんだろう 何の利があるんだろう 意味がなくても受けていくのに 何回も繰り返される死を 無数に受け続けて 気が遠くなるほど 積み上げられていくのに なんで死んでいる人間に もうあと何度も刃を突き刺し続けるような事するんだろう もう死んでる人間に 何のために? もっと殺したいから? どのぐらい突き刺したら 十分なのかな 息ができる たった一瞬を奪われたら その命を どうやって葬ったらいいのかな 死を受けているのに なんで殺す必要があるんだろう なんで死んだ人を殺すんだろう なんで死んでからも さらにキズを付けたり汚したりする意味があるんだろう 事件なら 一度は終わるのに 怖い思いも 恐ろしい痛みも 止められた呼吸も もう繰り返されないのに 二度と同じ侮辱は受けないですむのに ずっと渇かない 生のキズだと なぜ気付かないんだろう? 死んだ上に キズだけ生きたままで負うことを 知らないから? 正当で 付けてもいいキズが この世に ひとつでも あるとみなされているんだろうか 死んだ人間なら それは 無尽蔵に受けられると 思われているんだろうか 泥が腹も喉も口も覆いつくす 死んだ人間を埋め殺す そんなもの必要なんだろうか どうしても必要なんだろうか そんなにも価値があるんだろうか 何か死体で人の笑いでも誘えるとみなされてるのかな 死体は何も感じてなどいないのに 感情を持って吠えていると勘違いの侮辱を受けて ずっと同じキズの上を 踏み付けられたままでいるのに 何度覚え込ませても 侮辱が重ね続けられるだけなのに 済んだ事 過去じゃない事 現在だから 死人も殺し重ねていける事 わざわざ踏み付けに戻ってくる事 何度も何度も繰り返しスタートまで引きずり戻す事 何度でも事件を事故と言って繰り返し再現し続けられる事 死人を何度も何度も刺し殺す事 一度以上 複数無限に 殺され続ける義務を与えられた人間を それがたとえ他の何の幸せの役に立ったとしても 意味など見い出されない 意味は存在しない19-21

何ヶ月ぶりかにムリをする事になっていた今日をやめさせてもらう ひとりが許された1221

場所がないから
一部でないから
話してないから
安全でないから
一人分いるから
0837

久しぶりに宇宙に戻った感じがした ただどうする事もならない 闇と無音の場所 陸の孤島だからじゃなく恐怖は感じた それは彼女にとっては 助からない恐怖より 届かない恐怖 叫んだとして音にならない 非存在と等しいその自覚 それを知っているから 狂気は越えられる 地上にいれば不安にはなるけど もっと永い恐怖にも 耐用してこれたから もうダメだと思った瞬間から 人間より絶対的な何かとなる どちらも必要などないけれど 待つ事は永遠にもするだろう それよりも苦しいのは 身動きが取れない事 声の届かない事 自分ならしているはずの事が できないままになる事 宇宙に戻ってしまうと 揺るぎない絶対さがある でも地上では狂気を避けるため 不自由であろうと その場所は共に大切 もしも宇宙に耐えられない時は 彼女が先に行くから2230

疲れられてるだろうなとずっと思ってる 1日の休みもなくて 全くの自由であれるように0852

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