《MUMEI》 NOON暗闇の中 誰かのあたしを呼ぶ声がした でも方向がわからなくて 手を差しのべても何もなくて ただただ泣いてばかりで この世にあたしは1人なんだって感じて ひどく 死にたくなった そんな夢を見たと言ったら、 「名前呼べよ、したら手ぇ握ってやったのに」 と、軽く言われてしまった 「あ、そっか」 名前、呼べば良かったんかと 妙に納得した自分 でも あんな夢は二度とごめんだと思いつつ、 今度は名前を呼んでみようと思う、ある晴れた昼下がり。 前へ |次へ |
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