《MUMEI》

答えの前に
琢磨を試させて

イズミが言ったんだ

うん……

暫くエッチなしで、ここに居させて…

それから琢磨は普段通りの生活して…
大学にも行って…
それと、琢磨のお父さんが撮ったムービー見せて…

イズミが、そう、言ったんだ

準備、してからでいい?

何の準備?…

やつらに鍵奪われたでしょ?…
また来るよ、イズミが家に戻らなきゃ

………何で?…そう思うの
また、イズミとやりたくなるからだよ

…琢磨も、そうだったの?
俺はしない…足が付く
それに、不自由してなかったから…中村さんが居たからね…
奴らは餓えてるだろ?…

……そう、わかった、鍵変えて、私は外出しないから
うん……

それと、もし、誰かに聞かれても、私がここに居る事を話さないで…

誰にもだよ…警察でも、私の親でも、誰にもだよ…

………わかった…

約束破ったら、自殺するからね…

!……

大丈夫よ…約束守ってくれたら、絶対死なない…
…琢磨が助けてくれた命だから…大切に…出来るから……

玄関の鍵を変えた

それに、防犯カメラも取り付けたんだ

エントランスのオートロックも、システムを変更したんだ

塀には防犯センサーも取り付けた

業者に3日でやらせたんだ
金を惜しまなきゃ、簡単だよ

そして一抹の不安はあったけど
イズミの言う通りに、俺は、普段通りの生活を送ったんだ

イズミは毎日、親父のムービーを見てた、
それと、パソコンで何かを調べてたみたいだった

冷蔵庫の中に、食べ物と、飲み物を大量に揃えたんだ
イズミがあまり食べなかったから、心配で

1週間が過ぎた頃

イズミに抜糸してもらったんだ

すこし、歪だけど、傷は塞がってた…

毎日、イズミを抱っこして寝てたけど…
セックスは無しだった…

でも、イズミの温もりは、とても優しくて…

だけど………キスぐらい…イズミはそれもダメって………ちぇっ…

仕方ないよ…イズミの言うとおりにしてよう…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫