《MUMEI》 イズミが何か食べたいと言ったんだ 珈琲も、飲みたいって ベーコンエッグと、トースト それに珈琲 遅い朝食を食べたんだ もう、お昼だった 琢磨、宅配ボックス見て来て…琢磨のカードで買ったのが、届いてるはずなんだ……お金は後で返すからね… イズミがそう言ったんだ ネットショッピングで買い物したいって言うから カードを渡しといたんだ… ………いくら使ったか聞かないの? 玄関を出ようとしてる俺に聞いたイズミ… ………聞かないよ そう言って、モニターで防犯カメラを確認してから、玄関を出たんだ 宅配ボックスの荷物を持ち、戻った俺に 人間らしい暮らし、しなきゃね そう言ったイズミ あ………ナプキン イズミはティッシュをお股に挟んでた… 新しい下着もあった ………見たいの?ナプキンするとこ… じっと、イズミを見てる俺に、そう言ったイズミが 俺の目の前でナプキンをし、下着を穿いたんだ それからジーンズを穿いた そして、新品のブラは、下着とお揃いで それからシャツを着て 新しい化粧品を取りだし、化粧を始めたんだ 琢磨………何で、あ私があいつらに犯された、聞かなかったね… お父さんに携帯電話を取り上げられてね だから琢磨の家に行こうって思ったの カバンに必要な物を積めてね、家を出てやろうって……… もっと早く行動すれば良かった… 鈴木が来たの… まだ、私と付き合ってる事になってたみたい… …親にも、紹介してたから……… それにね、鈴木の父親の会社で、私ね父は働いてるんだ… 犯された部屋、私の部屋よ… …警察に、捜索願いも出されてないみたいね… 鈴木の家に居ることになってるはず… 私にちょっかい出してる男が琢磨って、なってるのよ… 娘が犯されてるのに、なにしてるんだろうね… お父さん… わたし、親を捨てる 琢磨、私を養って 学校も辞めて働くから お金は迷惑かけないから、ここに住ませて …地獄でも、どこでも行くよ…琢磨が人を殺すなら、私も手伝う… 悪魔にでも、なんにでもなる…… だから……嫌わないで イズミ、そう、言ったんだ 前へ |次へ |
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