《MUMEI》

イズミが佐伯さんのを、飲み込んだ……

それを見てた優香は、複雑そうな、顔してた

お茶を飲んだイズミが

…気持ちよくしてあげたいって、気持ちがなかったら……あんなにねっとりできないわ…

中年男としたとき、こんなに熱入ってなかったよ
……今は本気でしたの…
琢磨にするのと変わらないと思う…

そう、言ったんだ

…兄を…好きなの?

優香が聞いたんだ

…好きよ、琢磨が心ゆるしてる人だから
……タイプだしね

そう答えたイズミ

………優香、貴女だって琢磨に好意持ってるじゃない………じゃなきゃ、言われたからって、フェラしないわよ…

イズミが言ったんだ

………うん…そうかも、しれないわね…

優香がそう言ったんだ

琢磨の視線…嫌がらなくなって来たよね…

イズミが聞いた

………見てるよね、琢磨
胸元とか、脚…
初めは嫌だったよ
イズミの彼氏だから我慢してたの…
……なれちゃったのかな

優香がそう言った…

……なれもあるけど…
見られてどう?
……嬉しくない?

イズミ、そう聞いたんだ

嬉しい?………わかんないわ…何でうれしいの?

そう言った優香に

琢磨をフェラして逝かせてあげたのは
琢磨が性的に優香を見てるって事を、踏まえた上ででしょ?…
…自分に興奮してるって意味よ…
……なら、見られてたら?
イズミが、そう言ったんだ
………そっかぁ…
そんなふうに、考えたことなかった…

真顔で優香が言ったんだ

好意もってる男性が、自分を見て、ドキドキしてたら嬉しいわよ…
………まったく見てくれなかったら…ちょっと悲しいよね…

イズミがそう、言うと

優香が考え込んじゃったんだ

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