《MUMEI》

イズミが帰宅して
3人で夕食を食べたんだ

そのときに、キャンパスでの事を、優香がイズミに話してた

……被害がなきゃいいわ
それに、変な女が寄って来ないから私的には都合いいわね…

イズミが言ったんだ

バカにされて嫌じゃないの?

優香の質問に

琢磨の良さも、凄さも、私は知ってるもの…
…人の目なんか、関係ないわね

そう、言ったイズミ

…そうね…ねぇ……エッチなことしたいよ

優香がそう言ったんだ

………じゃあ、私と琢磨がするから見てる?

からかうように言ったイズミに

うん……みてみたい

笑顔で、そう、答えた優香だったんだ

………マジ?…

なに変態の癖にビビってんのよ……おいで…

下着姿でイズミが言ったんだ

俺たちも、新居なんだ…
コンクリートの打ちっぱなしの外見の、戸建て

元は、ある国の大使館とその公邸だったんだ…

もっと広い場所へ転居したから
リフォームして、俺達の自宅件、会社にしたんだ

貸ビル業………俺、お祖母から受け継いだ不動産を、法人にしたんだ

税金的に有利らしい

それに、車も燃料も、経費で落ちるから

…優香が見てるからかな…イズミ、すごく燃えてた

ガレージのシャッターが開いたと、セキュリティーのアラームが知らせたんだ

モニターを見た優香が
兄さんだわ、迎えに行ってくるね

そう、言ったんだ

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