《MUMEI》

夜、あのマスターの店に行ったんだ

雅人さんの周りには、いつも人が集まる…

ミキがバイト中だった

俺、雅人さんの友人と話してたんだ

ワイルドな男の人と、色気のある女の人から、雅人さんの武勇伝?を聞いてた

…かなりヤンチャだったみたいだなぁ…雅人さん…
…彼女居ないときは、女の子を頻繁に、お持ち帰りしてたみたい…

雅人さんに抱かれるのがステータス?…
……………羨ましい話だなぁ…
……何人ぐらいとヤッてるのかなぁ…

ヤリチンだけどね…
仲間の女には手を出さないし…それに、上手だしね……

そう、話した女性を、マジマジと見ちゃったんだ…
…だって、上手って………シタって……事だもんね…
…なぁに……したわよ…
…今、想像してるでしょ?
俺をからかうような目をして、女性が笑ってた…

オーダーしたお酒を、ミキが運んで来たんだ

ワイルドな男性が、ミキのお尻を触ったみたいだった
デートしようぜって…

止めてよ……そういうの…
真顔でミキが怒ってた…

ワイルドな男が、真面目に謝ってた…

ミキが居なくなった後

…いつもなら、そう言う店じゃない、とか
触ったんだから金払えとか…怒るけどよ…
……あんなにマジに怒るなんてな…

…………バカね…
当たり前じゃない…琢磨の前で…そんな事したら…
…アンタ、もう、ミキに口聞いてもらえないかもね……

………もっかい、ワビ入れてくるわ…

ワイルドな男がミキの方へ行ったんだ…

………女性達が来た…

バカね…アイツ…

アイツ、ミキに惚れてるからね…かまってもらいたくて、チョッカイ出してんのよ

……ねぇ琢磨、ミキをどうするの?
イズミが恐くて、手を出せない?

浮気しないタイプかなぁ?
居ないよ、浮気しない男なんて

…そうよね…イズミに内緒にしといてあげるわよ…

あ…悪いこと考えてるでしょ?

わかった?…琢磨ぁ…お姉さん達とぅ、あ、そ、ぼ……

きゃぁー、やらしぃー

やらしくないわよぅ…

嘘ぅ……イズミの彼氏を、味見したいんじゃないの?
………美味しそうだよね……琢磨…

ねぇ、私たちの中なら、誰がタイプ?…

うっ…………ぁは…

愛想笑いして、逃げようと思ったんだけど…

…逃がさないわよぅ

右腕を、絡められた

……エッチするなら誰としたい?

左腕を絡められた…
…む、胸があたってるぅ……柔らかい…

……答えなきゃ…イジメちゃうわょ…

に、逃げれない…
………どうしよぅ…

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