《MUMEI》
移動販売車
イジメすぎたから、少し慰めてあげなきゃね……

店を出たとき
彼女さんがそう言って、仲良さそうに腕を組み
ラブホ街へと、向かって行ったんだ

…なんだかんだ言って、惚れてるんじゃん…

お似合いだよね、あのふたり

今日は激しいぜ、きっと

やだぁ…でも、きっとそうね…

笑顔で、みんなが、そんな事を言ってたんだ

ミキ、明日も仕事だろ?
琢磨送ってけよ……俺ら飲みに行くからさ

雅人さんが、言ったんだ

…………

今日は、酔ってないから大丈夫ね

ミキに言われた

…言葉に困っちゃったょ

…………イズミ、もう直ぐ帰って来るね

うん、明後日かな

………ねぇ、少し話していい?

うん……寒いから、どっか、お店入ろうか?

……いい場所あるんだ

ミキが言ったんだ

…………

いいの?

へーきよ、エンジンは掛けれないけどね

自販機で、温かい飲み物を買って
クレープの移動販売車の中へ……

…薄暗い、車内…

…!……

恥……かかさないで…
……遊びでいいの…
…イズミにも、絶対話さないから…

ミキが、抱きついて来たんだ

…………ミキが…俺の手を取り…自分の胸に導いた…
………ダメだよ…

……遊びでも……やりたくない女?…そんなにブス?わたしって…

違うよ……さっきも言ったじゃん……あの中なら、ミキが良いって…

………私ね胸は、揉めないの?

…揉んだら、おさまりつかなくなっちゃうょ

………苦しいの…
毎日、何をしてても、琢磨の事があたまから離れなくて……
……イズミの大切な人………わかってる…
…わたし、イズミみたく綺麗じゃないし…
……でも……気持ちが止まらないの…
………身体だけでいいの…
………完全に、勃起してた…ヤリたくないわけがない……

ギュッと、ミキの胸を揉んだ
そして、柔らかく揉み、服の上から乳首を探した…

ミキを…抱ける…

でも……

俺、ミキを抱きしめて

ヤリたい……でも、出来ないよ…俺、ミキが思ってるような、良い人間じゃないんだ……
……秘密がたくさんある、悪い人間なんだ…
………だから……

…………イズミは…知ってるの?…琢磨の秘密を…

…知ってるよ…

…そっか……住む世界が違うのなんて、嫌なほど実感してる…
………でも、私も引けないよ…
遊びでいいから抱いてって…言ったんだよ…
…………傷つくよ、中途半端な優しさなんか…

………なら、俺を興奮させてよ…
ミキの過去を話してよ…
誰に、バージンあげたの?どんなセックスを、して来たの?
ミキの事を、話してよ…

…………触ってて、くれたら、話せるよ…

俺、ミキの胸を、揉み始めたんだ

やらしく、欲望を、むき出しにするように

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