《MUMEI》

誰が何を言っても、イズミは引き下がらなかったんだ
ミキを、ここに連れてくる、道端で話す事柄じゃないだろ!
店なんかでもムリだ!

…イズミの結論に、口出しはしないから!
だから、せめて、キチンと話し合えよ…な…そうしろ
優香、二人を頼む、
ミキを連れて来る

雅人さんが、そう言って、出掛けたをだ

………少し、ひとりで居たいの…ミキが来るまで、呼ばないで

イズミが、そう言って、寝室に行ったんだ

………ごめん…迷惑かけて
優香に、そう言うと

…迷惑なんかじゃないよ……でもね…イズミの気持ちもわかるよ…
…兄さんと、エッチもしてるし…昨日も激しく求められたけど…
…私だって、琢磨が好きなんだから…

そう言って、優香が俺をそっと、背中から抱きしめたんだ

………嫉妬、してくれないんだ?

優香が、俺の股間に触れながら、そう言ったんだ

……昨日は…してたよ…
きっと今頃、俺達と同じように…雅人さんが優香を、抱いてるねって…

…俺さ、イズミと半分だから…
…俺とイズミで、ひとつだから…
……それが壊れたら
全部壊れちゃうから…

そう、話した俺に

…それを承知の上で、ミキとしたんでしょ?…

優香が聞いたんだ

……うん…

なら、私は琢磨の見方よ……

優香、そう言ってたんだ

………

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