《MUMEI》

イズミとミキが向かい合って座ってた…

飲み物を出した俺にイズミは

床に正座してなさい

そう、言ったんだ

………話すね

琢磨を好きになってたのは、気付いてるよね…

何で好きになったかなんて、つまらない事、聞かないでよね…

…そう言って、ミキが、話し出したんだ

…………

そして、朝を迎えたの…

話終えたミキに

……何で、履き替えてから、下着を見せたの?

そんな事を、イズミが聞いたんだ

…洋服を着替えなかったのは、姉にたいする、言い訳……琢磨に抱きついてたかったの……隣に居たかったの…
…下着は…………汚れちゃったから、履き替えただけ…

…………濡れてたの?

……うん…琢磨の隣、イズミの場所に、ずっといたから…

………で、みをなに駆り立てられて
移動販売車の中に、連れ込んだんだ?…

…うん……抱かれるつもりでいたの…
暗ければ、傷、見られないし…

………私に、悪いと思わなかったの?

…………思ったよ…だけど………

……だけど…なによ…

…自分を、止められなかったの…
…こんなの…初めて…
…琢磨ね…生でやらせろ、お尻に入れさせろ…
…私に嫌われようとしたのかな?…
………わからないけど……全部OKしたら、琢磨が抱いてくれる…
……琢磨の逃げ道を、なくしたかったから…

……………妊娠したら、どうするの?
結婚でも、迫る気だったの?

…まさかぁ……住む世界が違うのは、わかってるよ………恐かったよ…でも………

…………でも、なに?

……どうなってもいいから…琢磨に抱かれたかったの………責任取れなんて、言わないわ…
遊びでいい…性欲処理でもいい……
…なのに……
…琢磨…出してないんだよ……私だけ…

…………………真実?

嘘なんて言わない!

……………そう…

イズミ、そのまま黙っちゃったんだ

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