《MUMEI》
悪魔の契約書
ミキの症状は、まだかるいけど……深刻な事態だったんだ

幼い頃のした、骨髄移植は、
定着してたし、拒否反応もないから、手術は成功だったらしいけど………血を作る力が、また、衰えて来てるって…

慢性期と言う期間らしい……完治は、ない…

今は、良い薬がたくさんあって、その期間を維持してくことが、出来ると言うんだ…

人により、副作用もあるから…どの薬がベストなのか、今は、その検査になってると、聞いたんだ…

完治が無いって事は、戦いつづけるしか無いって事だ……

ミキの両親は、他界してる
お姉さんは移植に適さない、骨髄なんだ…

適合する、ドナーなんか、いつ現れるかわからない………家族がダメなら……ほぼ絶望的…

薬で進行を一生押さえるしか……ないんだ…

病院に居るミキは元気だし…明るく振る舞ってたけど………きっと、泣き虫だから、夜は、泣いてるよなって、イズミと話してたんだ……

薬は、副作用が強く
血液を検査しても、あまり効果が表れてなかったらしく……

でも、光が見えたんだ

新しく開発された薬が、良い効果を見せたし
副作用も少なかったんだ

喜んだんだ

良かった、ホントに良かったって

大部屋で、他の患者さんも居るのに、カーテンを閉め
良かったね…

そう、言いながらミキの身体に触れたんだ…

ビックリしてたミキだけど……周りを少し気にしながら
パジャマのズボンと下着を下げたんだ

俺、自分の肉棒をファスナーから出し
ミキに触らせながら、ミキの割れ目を触ったんだ

すぐ、退院するからね…

うん…クリスマスはパーティーしようね

普通の会話をしながら、暫く触りあって…

また、来るね、そう言ってキスを交わしたんだ

………だけど…

……神様って居ないのかよ!!

雅人さんの自宅で…俺………感情を、コントロール出来なくなって…
壁を……なぐってた…

優香が俺の拳をそっと抱いた…

優香…血が付いちゃうわよ
そう言った、イズミに

…優香は何も言わず、俺の拳を抱きしめてた…

……頑固でさ………マナミ…

雅人さんが言ったんだ…

………費用が高額なんだ…
一生涯、続けなきゃならない……

神様が居なくても、悪魔ならここに居るわ…

ミキのお姉さん…マナミさんを、犯そうよ…
…犯しつづけて、お金を払い続けましょう…

イズミが、そう、言ったんだ…

……名案ね…

優香が言った…

………そうだな…悪魔なら…俺たちの、側に居るよな………

雅人さんが、そう言ったんだ…

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