|
《MUMEI》 アサミふぇ〜ぇ、ホント…凄い家ね… …半分は会社よ …社長なの？…学生でしょ？ うん…タメ歳だけど…一応社長ね… …ホントに、お父さんの生涯賃金…ひと月だったりして… ………近いものはあるかもしれないけど… ……イズミ…アンタバカでしょ？ …そんないい男捕まえたなら、私なんかに構ったら…… …後悔したくなかったの………見捨てられないよ… ………仲直り、したの？ ………まだ… …………でも、一緒に暮らしてるんだ？ …うん…… 何で仲直りしないの？ アサミが俺に聞いたんだ …………ガキ…どうしたの？ アサミの質問に答えず、聞いたんだ …処置したよ…産めないよ… そう…… …バカな女だと、思ってるんでしょ？ うん…… ………嫌われてるね…わたし… アサミがイズミに言ったんだ ……まぁね… 私を売った女だからね… …飛び付いてたね…イズミに… …前の日、いくら私を食ったからって…二人ともイズミに行くなんてね… ……ゲロしたイズミに、汚いなぁって言いながら、触ってたもんね… …下着下げて見てたんでしょ？…アイツら… …イズミ、必死に抵抗してたよ…脱がされないように… …みっともないな… 必死に抵抗なんて… …普通じゃないの？… あ、ありがとう 珈琲を出した俺に、アサミが言ったんだ 薬、盛ってあるかもよ そう、言った俺に …緩いよ…おろしたばっかだから… アサミは、そう言ったんだ ………ヤリマンなの？ ……………かもね… 彼氏出きると、すぐしちゃうから… セックス、好きなんだ？ ……うん…気持ちいいもん… 身体だけだろ？ …………意味が、わかんないよ… …………あっ、そう… アサミとの会話が終わった… 淡白なの？…彼氏… ううん…性欲強いよ …………してないの？ ………仲直り…できてないからね… ………汚い女扱い？ …琢磨はそれ、しないよ……私、レイプされたんだもん…琢磨と、まだ、始まりかけの頃… …自殺未遂しちゃってさ……琢磨に助けられたんだ 琢磨の指、包丁で切っちゃってね… …私が縫ったの…琢磨の指を… ……自殺どころじゃなかったよ…心配で心配で… ……………マジ？… うん、琢磨の指、見てみなよ…不格好な縫い傷あるから…… ……じゃなくて…レイプって… そうよ、昔の男にね… 中に出されて、他にも酷いことされて… …アソコの毛も、剃られてたわ… ………琢磨、ずっと抱き締めてくれてた… …凄く優しいキス…してくれて… ……琢磨は小さくないよ……こんなに優しくて、強い男…そう居ない… …………だったらなぜ、許せないの？ …あのときは、痛みを共感出来たから… …今回は、出来ないからよね… …何が違うの？ ………アサミが大切じゃないからでしょ？… …琢磨も、大切に友人だと思ってたら…何も言わないよ…ヤられちゃっててもね………何も、口に出さないよ……… ……… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |