《MUMEI》
失恋・最悪!
私は、森田 妃美(もりた ひとみ)。
昨日、14才になったばかり。
今日は、かなりの緊張。心拍数ただいま120!
ふぅ・・・。
よしっ。今日はぜーったいに成功させるぞ!!
人生初の告白ですからぁ〜〜。


「き・・き木村くんっ」
「何?」
「すすすすすき・・・」
「何?聞こえないんだけど。」
「すき・・・。好きですっ!」
「んで?」
「え、あの〜付き合ってください!」

年下の君に、お辞儀をするのはどうかと思ったけれど、これが私。
ここまで言わせるのかー、と思ったけれど、しょうがない。この俺様木村くんに惚れてしまったのだから。

「いいよ。」

そっかぁ、いいのかぁ、そっかぁー?ん?いいのか?え!?
いいいいいいいいま、いいよ。いいよ。って言った!???

「俺ら、もうカレカノだろ?」

感動のお言葉頂きました。
ありがとうありがとうありがとう連発。

「うんっ❤」

ここまで素直になれたのは、親友の2人、実子と杏奈のおかげだ。
実子は、小学5年生の頃に引っ越してきた。
杏奈は、生まれてからずっと一緒の幼なじみというやつだ。


この時の私は、安心と喜びしか頭になかった・・・。



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