《MUMEI》 ベッドと我慢「ん… 何だいつの間に寝てたのか俺…」 布団をはがそうとしたが その行為は途中で中断された 「俺のベッドじゃない…?」 「起きたの? さっきの帰り道で倒れる様に寝ちゃったから ビックリしたよ」 「そうだっけ…覚えてねぇな」 「にしても、親が居ないときでよかった お父さんが夜に男の子を泊まらせるわけないしね でも、今日は居ないから泊まっていって大丈夫よ」 「どこかに外出か?」 「うん…従姉妹の結婚式で大阪にね 私は学校があるから置いて行かれたの」 「そうか、いつ頃帰ってくるんだ?」 「明後日よ」 (明後日って…) 「蒼夜…? 顔、赤いよ?大丈夫?」 「大丈夫だ」 (いや、夜に二人だけとか… 大丈夫なわけ無いだろ!) 「どんどん赤くなってる 熱でもあるのかなぁ…」 遥の手がおでこに触れる (ち…近い… もう…我慢できるかぁ!!) 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |