《MUMEI》
現在のお話。
西暦2186年。
ここは東京。
何もかもが発達したこの時代は、人間が仕事をしなくても良くなった。
ただ1つの問題があった。
日本政府が狂ったせいで身分制度が生まれたこと。
一番偉いのは『大富豪』。
その逆は『大貧民』。
トランプの大富豪から作られた身分制度だ。
その制度がいつから始まったのは俺には解らない。
ただ、この制度は俺にとって大迷惑な制度でしかない訳で。
生まれたときからこの制度はあった訳だから、別に不満があるわけではない。

俺はとてつもなく退屈なのだ。

退屈過ぎて頭が融けそうだ。
まぁそんなことを周りに言った日には変人扱い。
そのお陰かどうかは知らないが巷じゃ有名な超のつく変人、という看板が俺に立てられた。
意外と面白いものだ。
『探偵』なんて職業は。

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫