《MUMEI》
待ち伏せ
                

んなっ…

なんじゃこりゃーッ!!!??


行きたくないから早く帰ろうとした


なんとあのメガネ野郎、

校門のど真ん中にデッケェ車止めてやがる…。

さーて知らんぷり知らんぷり〜


「おーいメイド」


うげっ…話しかけて来やがった!


「メイドじゃねぇし!」

少し力を込めて睨み付けた。


「どーせ逃げるだろうと思ったから待っててやったぞ。ほら乗れよ」


無視か!!!

マジでなんだコイツ!

乗るかってんだバーカ。


「親も苦労してんだろーなー、
娘は娘で親不孝者だしよー」


………

俺が親不孝者だぁ?

こんなボンボンに言われたくネェ!!!


「行ってやんよ」


「やっと素直になったか」


ムカつく〜この態度!

つーか、誰がお前なんかに

奉仕するかっつーのバカが!


心の中で暴言を吐きながら車に乗った。
                

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫