《MUMEI》
違う一面
                

「失礼致します坊っちゃん」

登米婆に連れられて

インテリメガネ野郎の

部屋であろう場所に連れて来られた。

「ん。終わったら登米婆は下がって」

「はい。ごゆっくりと」


登米婆が出て行った。


「……」

オイィ!!

俺はどうしろってんだよ!!?


「こっち来い」


仕方なく行くと

インテリメガネ野郎…が

メガネしてねぇぇ///


えっ、イケメンじゃね?

これは世に言うイケメンじゃね?

そっか、メガネがダサいのか。


………でもどっかで

見た事あるような……。


……まぁいいか。

眉毛意外とキリッとしてんな。

この2日間は前髪で隠れてて

よく見えんかった…。


「インテリメガネ野郎、メガネしてねぇと誰だかわかんねぇな。」


仁王立ちで言うと


「…似合いすぎじゃね…マジで//」

「はぁ?」

何言ってんだコイツ?


「つーか俺どんなあだ名だよ。
ちゃんと呼べよ」

「お前だって俺の事
名前で呼ばねぇじゃねーかよ。」

「一花」

えっ…

何で真剣な表情な訳?

不覚にもドキッとしちまったし…


「一花は呼んでくれねぇの?」

「んなっ…」


なんだコイツ…!?

男のクセに上目使いかよ!?


「たっ…巧斗…っ///」


うあぁあ!!!

何照れてんだよ俺!?


メガネしてねぇと

前髪上げてると

カッコ良く見えちまうんだよ!!


「もっかい言って?」

「…はあぁ?///」


学校では俺様ドSのクセに

家では仔犬ちゃんってか!?

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