《MUMEI》 なんだ?この薬がほしいのか?… …大事な薬なの……返して… 何の薬だ?………あららぁ…踏んづけちまったよ… …なんだ!その目は… 傷もの女が! ギャッ!! ミキの背中を蹴り飛ばしやがった! ミキ、身体を丸めてた… 男がミキを何度も蹴ってる… …コイツら! ぐふっ……くっ… また、黒人の拳が… く……動け…動けよ…………身体が…くっ… …ミキが…吐血してる… ミオ…意識がない… ……指…指だけ……動いてくれ… ………ベルト… くっ………動く…スイッチを…… カチッ ズガガーン!! 地響きするほどの音が、鳴り響いた… 奴らも、黒人たちも、何事かと…辺りを気にしてた… 俺の車が爆発したんだ… …戦う準備のひとつとして、作ってあったんだ… …殺傷能力は無くても、音は出るし、火もあがる… …消防が動けば、警察だって… …その場しのぎには…なる… 呼吸が出来た… ふうっ 一回、短く呼吸をして 黒人の玉を掴んだんだ 額に拳を食らいながら 玉を潰してやったんだ… 頭がクラクラする… もの凄い衝撃を、背中に感じた… 壁まで跳ばされ、頭を打ったんだ… …黒人の、怒鳴り声が…聞こえてた… …奴らが、家から出ていく… ………だめだ…意識が… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |