《MUMEI》

僕の家に着いた。

もう、僕と麗菜は僕の家の倉庫の前に立っている。

「ここだよねっ!」

「そうだな!」

リュックから、しまっていた勇樹の死体を取り出した。
もうズタズタだし、もう誰か分からない。
嬉しくてたまらない――――――。

ほら見ろ、勇樹。
僕に酷いことしたら、こうなるんだ。
僕に酷いことを言ったことに後悔するんだな。

色んな気持ちを抱えながら、僕は勇樹の死体を倉庫に投げ捨て、鍵を閉めた。
もうあまりこの倉庫は開けたくない。

「バーイバァイ★」

麗菜は勇樹に別れを告げていた。

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