《MUMEI》

あなたはそんな距離の向こうからわたしをほんの一瞬ほほ笑ませた わずかに数度だけだけどあなたらしさがクスリと笑わせた 強引な手腕じゃなくて考えすぎてないあなただけのリズムで あなたの存在を感じてしあわせになる瞬間

ちょうど満杯の状態なのか底までついて切れ切れなのか分からない呼吸を小さい振れ幅まで戻してくれる フリーズしたまま揺れない呼吸を再開させてくれる もしも完全にストップさせても緊張を解いた無音は安らいだ静音に変わる

あなたもわたしも愛してたはずのもの いまだに長い年月の間もずっと失われたままのもの それをあなたがあなたによって与えてくれる分だけ受け取れる わたしの手ではまだ届かないもの すべてわたしの体に浸み込んでいるもの

これがあなた本来からくるテンポなのだと直感的にわかる あなたに備わった美しいセンス 高度なバランス感覚 リズミックに溢れる流暢なセンテンス それらを隠す為にもし計算や作為が施されてたとしても その原型は常に伝わる

あなたのその手が直接包み守ってくれた 最も根本的で代わることできない中心部分を底からすくいとってくれた もう手遅れに壊されも失われもしない あなたでよかった それは永遠にずっと変わらない 大事なものはそこに23-02

どうしてまだ言うのかと思われる 違っているからなんだ ごめんなさい なぜその言葉が違うのかも もうずっと言えずにここまで来ているから そのズレは大きなバックグランドになってしまってるだろうか これをずっと動かせないままだった事が 一番大きかっただろう 今が最大となっているはずのこのズレが 間違ったままで進んでいくことが たまらなくキツイ圧力であり続けた 今現在ちがうんだよ 今あなたが思っているそのものが解釈を異とさせている 生じる必要のなかった種類のズレに調整が加えられなかった そんな事で生じたズレの拡大は身体をねじ切り続けた それらを解消するために動く事ができないのと 違ったまま進まされる事の苦渋と 死をもってしてもその機会は訪れないだろう事と

最大限無理をして 細やかであるべきはずの解釈を真反対で投げかける あなたが道理で導き出すはずの答は その差をキレイに反対側へ広げる 恐怖な賭けだけど おそらくそれに近いはず あなたが思い浮かべている負の方向への想像は 見ている風景が異なっている あなたがこれは間違いだと思ってしまう部分はたぶん間違いではない あなたがわたしの恐怖を浮かべる時 その構成要素が最も異なっている それを正したくて苦しんで あなたが思う失礼は失礼とは違っている あなたが想像する原因要素は最初から既に形を変えている だから溝の巾が埋まってかないんだ その言葉が押し寄せくる時 波は別の威力を引き連れてくる 大切なものの蓄積をすべて侮辱に変える方法で だから言葉で説明が続かないんだ 表したら逆になる 現さなければ破壊されてしまう どうかこのズレから助かれますように どうにか伝えることが叶えられますように あなたはあなたの危険を知らせる事のできるよう わたしにはそれを受け止めることできる22-2355ように 基本的にはまるで何ひとつずれたりはしていないんだ ほとんど全部がそのまま通じているはずなんだ そのすべてを一気にくつがえしてしまう飲み込んで破壊してしまう巨大で無に擦りかえてしまう大津波の実体を知る

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