《MUMEI》
・
――裕斗に対して恋愛感情を抱いていることに気付いた瞬間、
同時に男の躰に興味を示し欲情出来る自身に気付づかされた。
昨晩初めて唇を合わせ、ベッドに彼を押さえ組しいて。
――服を全て剥ぎ取り、肌を露骨に合わせ、欲情のまま性器を擦れ合わせ、それを躊躇いも無く口に含んだ。
自分の躰では排泄目的にしか使わない穴に、何度も夢中で唾液を染み込ませ、
自身を想いのままに貫き続けた……。
マジで気がふれそう、
俺は男である、裕斗にガッツリはまった。
恋人が男だって分かって余計火がついた。
女相手じゃ敵わなくても、男相手なら…裕斗は絶対に俺のモノに してやる。
どんな男かは知んねーけど、俺は絶対に…負けねー。
俺は吸いきった煙草を灰皿にぐっと擦りつける。
そして携帯を開け、裕斗にメールを打ち出した。
少しでも俺の存在を身近に感じてもらうために…
・
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫