《MUMEI》










――裕斗に対して恋愛感情を抱いていることに気付いた瞬間、
同時に男の躰に興味を示し欲情出来る自身に気付づかされた。








昨晩初めて唇を合わせ、ベッドに彼を押さえ組しいて。







――服を全て剥ぎ取り、肌を露骨に合わせ、欲情のまま性器を擦れ合わせ、それを躊躇いも無く口に含んだ。






自分の躰では排泄目的にしか使わない穴に、何度も夢中で唾液を染み込ませ、
自身を想いのままに貫き続けた……。







マジで気がふれそう、






俺は男である、裕斗にガッツリはまった。







恋人が男だって分かって余計火がついた。






女相手じゃ敵わなくても、男相手なら…裕斗は絶対に俺のモノに してやる。







どんな男かは知んねーけど、俺は絶対に…負けねー。







俺は吸いきった煙草を灰皿にぐっと擦りつける。






そして携帯を開け、裕斗にメールを打ち出した。




少しでも俺の存在を身近に感じてもらうために…










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