《MUMEI》

現実だけを進めないで止めてきた だからわたしには後悔がない 生きてしまっていたら本当の自分と剥離していた 普通とは真逆に違っているのだろう その答えが真から見えていたから ありえないのだろう生きない事だけが 命をここへつなげた 誰も人はそれは望むことがないだろうから 決して理解される必要などもない それが本当な者にしか必要とならない答 もともと人間じゃなかったはずもない 初めから特異体質だったわけもない 何でも運命と言って受け入れるのと逆に逆 ある意味 本当な事から逃げないと決めるより先に 逃げても意味がないと知っただけ ある種 失われた運命に逆らわなかった 虚無が永久に続くままだとしても それが逆に真実というのならば くつがえす事も摂理にはじかれる やってみても確かに違うという事を突き付けられるだけ 時が来るのを決して待った事はなかった 時は来ない事を間違える事なく 時が空白のまま終えられるのを待っていた だから動く事ははばかった 人生にもし意味がないなら あなたに返して消えてなくなるだけ ずっと進むことのないこの日々だった あなたをかけらも手に触れないとしても あなたなしで現実は存在しない ただそうなだけ ただそれだけの事 あなたが何も侵害されない事だけが あなたが何も煩わされない事だけが あなたに何も差し障りない事だけが 譲れない事だった 存在する事も求めていなかった私は 意識よりも奥への破壊は死よりも不可侵だった その場所を護れる身体も持たないまま あなたの中に入ってしまった 許してください0315

よび戻され初めた時からずっと今もそう 時は重ねられているはずなのに こんなに甘くてなのに新鮮で幸せな香りは どこに潜んでいてなぜ途切れないのだろう ずっとその事が不思議でしかたない 予定調和とは違うものだからかな どうしようもなく同じ結果になる 時や条件とは全く別の決まり事のよう 何度でもいつまでも逃げ出さないならそれでいい 効力じゃなくて因子なんだろう それならそれで了解してる1954-2017

あなたが何をしててもいい 満たすものは同じに見えて別でもある わたしの本当はあなたしか満たせないからそれでいい だけどやっぱり痛みを感じる 正当な痛みには感じられない 最後に本当は通じなくても 今本当を感じているから1515

後から知った日 ど真ん中にいても分からない季節 別にそれは大して困らない すべてをストップさせたのは 自分の存在を消すため とにかく私である全てを一度に消した 意思や感覚や選択や決定のすべて 人は何もせずにただ時を消費する事などできないんだろう 死を選ぶ勇気じみた決断はできても 死の真ん中に正気なまま居続ける必要性に 理解を示す者に会った事がない なんにも褒められる事じゃない けど本当にそれを貫いてきたから 私にはなんの色も形もない 別に白や透明なんかでもない たぶん以前途中まで持っていた自分までも消した 生きないとは好きや嫌いさえ思わない事 色や形さえ感じる事を拒んだ 死を選ぶ事の本気のついでの真面目な屁理屈が貫かれた 全て一緒がムリなら全部要らない 何も選ばなかった 何も決めなかった だから今わたしを特徴づける物は何ひとつない 生きてしまいたくなかったんだ本当に 存在していない事しか生きていない事しか 貫きたくなかった 全部一緒とは現実であれば一番忌み嫌うこと 本来絶対に拒絶する方法 でも現実が完全遮断した時 それは絶対の条件として始まったまま 死ぬまで止まらない時を刻み続けた それは解けないおしまいだから始まった 解ける答えは絶対に用意されてない ずっと一度も隙間もヒビも入る事ない変わらない絶対の世界だった だからあなたをわずかでも巻き込んではいけない気がしてた 絶対に歩く事ないと決められていた実際に存在のなかった道が 目の前に沸き起こった時 本当なら歩いてはならないけど あなた無しで でもこの世界とは違う場所でなら 人生とは違う道を終わりまで歩かせる事できると思った0229

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