《MUMEI》

『第三の眼』、『新たな力の覚醒』、『己の力をコントロールする』
侍女の頭の中を、ガイアが投げかけた、様々な言葉のキーワードが交錯する。
今やおどおどした田舎娘の面影は、影を潜め、
生き生きとしたエネルギーが、内から溢れ出してくる。
『王女の剣として!!』それは我が誇り!!!


『意識をずらすのだ』


侍女の瞳の中、まるでガイアのそれが乗り移ったように、微弱なオレンジ色の炎が明滅を始めた。
とたんに周囲の異形の景色がグニャリと歪み、次の瞬間、侍女の周囲には、元の見慣れた寝室の景色が戻ってくる。

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