《MUMEI》 翔大は…どう考えてんだ? タクヤさんに聞かれたんだ …べつに…バレたらバレただよ…ただ… …みんなに嘘ついてるのは……心苦しいな… そう、答えた俺に 翔大……貴方が真っ直ぐなのはわかってるけど、世間はそんなに甘くないわよ…… うん……世間と戦う… もう…学校とか、どうすんのよ! せっかく、良い学校に入ったのに… …なんとかなるよ… ダメなら学校なんて…ね… ダメよ!………翔大の足を引っ張りたくない… ……どう説明しても、わかってもらえないわ! ……理由なんか後から付ければいいよ… ………俺は優香……姉ちゃんを、彼女にした…… それが一番大切なモノだから、それ以外は…なるようになるよ……母さんだって、理解してくれたみたいじゃん… そう、話したときだった お袋さん……理解してくれたのか?! タクヤさんが叫んだんだ ……今は、構わないって…でも、先を無くすような事は…するなって… 姉ちゃん、そう話したんだ …それって…エッチは構わないって…事? カオリが聞いたんだ …そう……だと思う… 姉ちゃん…そう答えた すんげーな、やっぱ翔大だ…翔大だからだ… ……翔大は…俺たちの物差しじゃ、計れないんだよ………すげーよ…マジで… …タクヤさん、めちゃくちゃ感激してるみたいに………そう…言ったんだ そして、アレコレ聞かれた…… そっかぁ…別腹か…母親が違うんだな… …なぁ、部屋は一緒か?……よく、我慢してるよな……母親がOKならいつだってヤれるだろ? タクヤさん…そう言うけど…… あのねぇ…気持ち的には、バージンなの… …それに………… それに?…何だよ……言いかけて、止めんなよ… …ドッカのバカが、あんな事するからぁ!… …翔大にも…そのまま……させたいし… …生か?… …卑猥な言い方しないで… ……いいものやるよ …ほら… 何よ…これ… アフターピルだよ… 事の後でもいいが…先に飲むのを進めるよ… ……何で、そんなもの持ってるのよ… …言わなくてもわかるだろ?… ………何人に飲ませたんだか……だいたい、そんなの持ってるなら、何で私にくれなかったのよ! ………落ちてけって、思ってたからな…あのときは… 最低…… ……俺、優香、大切じゃなかったしね… 翔大の女だから、今は、大切だ… …………こんな…男に抱かれたがってた自分が腹ただしいわ… …今の優香なら…やりたいな… 絶対嫌よ… …わかってるよ… なんなのよ…アンタは… ん……自分に正直なだけかな… ……気が変になりそうよ ………それは、優香がマトモになったからだろ?… …色気ばらまいてたよな………人気…欲しかったんだろ?… …………女の子は…みんなそうよ… 今もか?… …まぁね…翔大に恥、かかせたくないからね… 色気はばらまかないだろ?…良い女だと、知らしめる……違うか? ……………ムカつく… 全て、翔大から変わるんだ………俺も、変われる…… …信者みたいね… ………そうだな 切っ掛けは、翔大……悪くないな… タクヤさん、そう言って、凄く素敵な笑顔を見せたんだ…… …姉ちゃん………見とれてるのかな… ……………性格よければ…良い男なのに… …世辞か? ……見た目はマトモって、言っただけよ… …面食いなんだな…優香… 自身過剰よ!… …翔大は、イケメンだろ? まぁね…アンタよりね ふっ……そうだな ……なんか…ムカつく… 姉ちゃん…タクヤさんとばかり…話してた… 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |